メンタルヘルスについて学ぶ
管理職は社員の仕事の内容や分担を管理し、社外交渉などにも責任を持っていれば良いだけではありません。管理職にとって重要なのは社員のパフォーマンスを高めることです。社員がどれだけ仕事に意欲的に取り組めるか、困難にあったときに前向きに立ち向かえるかは社員のメンタル面に大きく左右されます。優秀な管理職として台頭するためには社員のメンタルヘルスの管理も行えるようになることが大切です。もし十分に管理ができていないと、疲れ果ててしまって退職する人が出てくるかもしれません。うつ病や慢性胃腸炎などを患ってしまっている人も増えているので、管理職の立場になるときにはメンタルヘルスについて十分に理解を深めておく必要があります。
メンタルヘルスの管理を行えるようになるためには実は基本を押さえておくだけで問題ありません。自分の部下と対等な立場で話せるような信頼関係を築きあげるだけで良いのです。昇進して管理職になると傲慢になったり、今までしてきた苦労を部下に押し付けようとしたりする人もいます。それが大きな原因になってメンタルヘルスに問題を抱えてしまいやすいのです。対等な立場で部下が上司に意見できる環境を作っておけば、仕事が多すぎたときには訴えかけてくれるでしょう。辛い状況があるときには相談したいと申し出てくれるはずです。そのためには管理職だからといって威張らず、同じ立場で仕事に従事している姿を見せるようにすることが大切です。